植木の道 北区
移動手段:クルマ
西南戦争の激戦地となった
2本の国道が通る要衝の町
植木には2本の国道が通る。町を南北に貫く国道3号は鹿児島と北九州を結び、国道208号は熊本から大牟田を経て佐賀へ続く。江戸時代にはそれぞれの方面へ、豊前街道と三池往還が延びていた。明治10年の西南戦争では、官軍の応援部隊が久留米から二手に分かれこれらの道で熊本城を目指し、薩摩軍はそれを植木で阻もうとした。
戦闘が行われたこの町には、その戦跡が残る。阿蘇山を望む平野に湯が湧き、小野小町の父親という小野良実や山頭火も過ごした、植木の町境の道を中心にたどる。