くじゅうくしま
九十九島
~島々がつくり出す絶景~
くじゅうくしま
九十九島
~島々がつくり出す絶景~
石岳展望所から見る夕暮れ時の九十九島。
面積8万3421平方キロメートルの北海道の海岸線4442キロメートルに対し、面積4131平方キロメートルの長崎県の海岸線は4166キロメートル。面積20分の1以下の長崎県の海岸線は、北海道よりも276キロメートル短いに過ぎない。都道府県別で3位の鹿児島県2643キロメートルの1.5倍よりも長い。その要因は島の数の多さによる。日本の島の数は1万4125。最多は長崎県1479で、以下北海道1473、鹿児島県1256、岩手県861、沖縄県691と続く。
「九十九島」は、佐世保港から平戸瀬戸までの約25キロメートルの海域に点在する大小208の島々のことをいい、その密度は日本一ともいう。佐世保市内外で多島海の風景が楽しめ、市中心部の10キロメートル圏内に複数のビュースポットがある。
そのひとつが佐世保湾の湾口北側、俵ヶ浦半島のほぼ中央部にある「九十九島観光公園」。展望所の正面に、大小の島々が浮かぶ風景が広がる。松浦島や小さな島々が点在し、その先に高島や黒島、さらに平戸島などを望む。
九十九島は船上でも楽しむことができる。鹿子前地区の港から発着する遊覧船は、松浦島から北側の島々を巡るもの。ライオンのように見える横島、ふたつに割れたような割島、潜水艦のような形のオジカ瀬など、個性的な島々が点在する。
夕暮れ時は石岳展望所がおすすめ。天候によっては、島々が浮かぶ海原の先の水平線に沈む夕日の風景が楽しめる。
参考資料:「九十九島の紹介」九十九島パールシーリゾートHP、「我が国の島を数えました」(令和4年1月時点)国土地理院HP、他
遊覧船乗り場周辺では、水辺の散策も楽しめる。
九十九島観光公園からの眺望。
アクセス:九十九島観光公園(佐世保市野崎町)
紹介スポット:九十九島観光公園・九十九島遊覧船・石岳展望所
移動手段:クルマ