ひのかげ
日之影
~五ヶ瀬川の橋~
ひのかげ
日之影
~五ヶ瀬川の橋~
五ヶ瀬川沿いから見上げる天翔大橋。橋上は歩行可。
五ヶ瀬川は、熊本県との境にある向坂山に源流を発し、五ヶ瀬町から高千穂町、日之影町、延岡市などを経て日向灘に注ぐ。上流域で蘇陽峡(熊本県)や高千穂峡などの峡谷美を描き、中流域では深い谷間をつくる。五ヶ瀬川の流れに沿って走る県道237号や、その上方を通る国道218号などにさまざまな橋が架けられ、周囲の緑などと併せて見応えのある景観をつくり出す。
水面から143メートルの高所で両岸をつなぐ天翔大橋(全長463メートル)は、巨大なコンクリート橋。国道218号から入れば、展望所を過ぎて右に大きくカーブする。国道の脇道から橋を見下ろせ、五ヶ瀬川沿いの道からは、はるか頭上に迫力ある橋の景観が楽しめる。
町の中心部の岩井川地区では全長410メートルの青雲橋を擁する日之影川が五ヶ瀬川に流れ込む。県道237号に日之影橋、五ヶ瀬川の上流側と下流側にもそれぞれ岩井川橋と日之影大橋の、小さな橋が架かる。
旧高千穂鉄道吾味駅近くの、かつて鉄道橋だった第3五ヶ瀬川橋梁も印象的。通常はダム湖が静かに水をたたえ、森の緑を背景に橋の赤が映える。橋上を歩いて渡ることも可能だ。延岡市に接する槇峰地区の梁崎橋からは、川越しにコンクリートのアーチが連続する綱ノ瀬川橋梁と、その背後に槇峰大橋が見える。
さらに日之影町の上流側および下流側でも、五ヶ瀬川の本・支流に架かるさまざまな橋が楽しめる。
参考資料:「三大橋」日之影町観光協会HP、他
第3五ヶ瀬川橋梁。橋の先は線路の散策コース。
国道218号が通る青雲橋から見下ろす岩井川地区。
アクセス:青雲橋(日之影町七折)
モデルコース:青雲橋 → 天翔大橋 → 日之影橋 → 第3五ヶ瀬川橋梁 → 梁崎橋
移動手段:クルマ