江津塘と加勢川 東区
移動手段:徒歩
清正の堤防が造った
江津湖と水田の風景
天正16年(1588年)に加藤清正が肥後入国したころ、現在の江津湖周辺は湧き出した地下水により、一帯に湿地帯が広がっていた。そこで清正が築いたのが、「江津塘」と呼ばれる長大な堤防である。
清正の工事は、新たな耕作地と江津湖を形成した。後に熊本藩主となった細川氏は豊かな湧水を利用して、水前寺成趣園という大規模な庭園を造成した。加勢川の源流から江津湖の水辺をたどり、遠く続く水田地帯を見て、江津塘の上を歩く、約10キロメートルの旅。